長野県にある志賀高原は、標高1000メートル以上の山々に囲まれ、日本最大級のスキー場として有名です。大小合わせて20近くのスキー場があり、シーズンには50を超えるリフトとゴンドラが運行されます。全体的に積雪の量が非常に豊富であり、スキー場によって陽の当たりなどのコンディションが異なってくるため、多彩な表情を楽しむことが可能です。通常のリフトとしては日本で最も高い渋峠ロマンスリフトがある横手山の標高は2307メートルで、そこから滑降すると、複数のスキー場を跨いでとても長い滑りを楽しめます。

志賀高原は、横手山を含むエリアと、景色が素晴らしい奥志賀エリアなど、複数に分かれていますが、中央のエリアは初心者から上級者向けのコースまで様々な要素が詰まっています。寺子屋山を最高地点に置く寺子屋スキー場から、ゴンドラリフトがある東館山に流れ込んだり、谷を挟むとプロレベルの難関コースが待ち受ける西館山など、このエリアだけでも、期間で滑り切るのはとても不可能です。志賀高原で使用するリフト券は、中央エリアのみで分かれているものや、志賀高原全体で使用できるものなど、必要に合わせて選ぶことができるようになっています。また、志賀高原はカモシカをはじめとした様々な野生動物が生息していることでも知られ、冬に白く体毛を変えるオコジョがマスコットキャラクターです。

リフトからも動物の足跡がちらほらと観測でき、それもまた楽しみのひとつです。

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